沖展の入賞作品などを展示する「第45回沖展選抜展」(主催・うるま市教育委員会、沖縄タイムス社)が8日、うるま市の「あまわりパーク歴史文化施設」「TERUMA~east coast~」「うるマルシェ」の3カ所で始まった。3カ所で沖展賞、うるま市長賞、うるま市在住の出品者の作品59点を展示する。10日まで。
開催記念として、期間中の施設と勝連城跡の入場料を無料とした市勝連のあまわりパーク歴史文化施設では、開場前に中村正人市長が視察した。中村市長は「素晴らしい作品を改めてじっくりと見ることができた。期間中は施設も無料なので、この機会に多くの方に作品と勝連城の魅力を感じてもらいたい」と話した。
開場後は市内外から訪れた観覧客で賑わい、さまざまな角度から見たり、意見を交わしたりしながら作品を楽しんでいた。沖縄市から夫婦で訪れた久貝弘さん(84)は「細かな文様の焼き物や、獅子がすてきだった。他の2カ所も見に行くのが楽しみ」と話した。
あまわりパークでは彫刻、陶芸、漆芸、染色、織物、ガラス、木工芸の7部門、TERUMAで絵画、版画、写真、グラフィックデザインの4部門、うるマルシェで書芸部門をそれぞれ展示する。