日本統計学会スポーツデータサイエンス分科会主催の第11回スポーツデータ解析コンペティション卓球部門で、琉球大学大学院理工学研究科の仲宗根慎太さん(24)、吉田成帆さん(24)、北島栄司さん(26)の3人の院生と指導教員の宮田龍太助教でつくるチームが最優秀賞に輝いた。

スポーツデータ解析コンペティション卓球部門で、最優秀賞に輝いた(左から)北島栄司さん、仲宗根慎太さん、宮田龍太助教=西原町・琉球大学

 チームは、卓球の試合動画から選手のレシーブ動作をAI(人工知能)で抽出。スイング軌道を3Dで可視化する技術を確立した。従来は人の目で記録を付け、選手の動作などを分析していたが、AIによる自動解析で作業時間の効率化が期待できるという。選手の無自覚な癖を見抜くなど、競技力向上にも役立ちそうだ。

 宮田助教は「手首に計測用のセンサーなどを着ける必要がなく、試合の動画さえあれば分析が可能だ。例えば、沖縄空手で初心者と熟練者とでは何が違うのかを分析することも可能で、手早く確実に可視化できる技術だ」と説明。「今後、こういった技術を使わないと試合に不利になる状況が生まれるかもしれない」と意義を強調した。

 仲宗根さんは「昨年は優秀賞だったので、悔しさをばねに取り組んできた。勉強してきたことが実になり、自信にもつながった」と笑顔。北島さんも「今回は卓球に絞ったが、他の競技でも技術が生かせるよう取り組んでいきたい」と目を輝かせた。(社会部・下里潤)