バレーボール・Vリーグ男子のパナソニックパンサーズに所属する沖縄県出身のアウトサイドヒッター仲本賢優(24)=西原高-日体大出=が初めて日本代表の登録メンバーに選ばれた。県勢男子では2002年の徳元幸人さん以来となる。チームはレギュラーシーズンを終え25日まで、30日に大阪で開幕する黒鷲旗全日本男女選抜大会に向け豊見城市で合宿を張っている。仲本も地元で汗を流し、「まずはチームで結果を出して、代表でも試合に出場する」と国際大会出場に向け意気込む。(比嘉大熙)

パナソニックパンサーズの合宿で汗を流すバレー男子日本代表登録メンバーの仲本賢優=豊見城市民体育館(小宮健撮影)

国際大会出場に向け抱負を語る仲本賢優

パナソニックパンサーズの合宿で汗を流すバレー男子日本代表登録メンバーの仲本賢優=豊見城市民体育館(小宮健撮影) 国際大会出場に向け抱負を語る仲本賢優

 仲本は2022年度の男子日本代表の登録メンバー35人に入り、この中から8月の世界選手権など今季の国際大会に出る選手が選ばれる。今季リーグ後半戦では出場機会が減っていただけに、代表登録メンバー選出を聞いて、「まさか自分が選ばれるとは」と驚いた。

 それでも、もらった好機を逃すつもりはない。西原東中時代から年代別の代表に名を連ね、24歳にしてフル代表まで上り詰めた。小さい頃からテレビで見てきた憧れの全日本に、やっと手が届くところまできた。「国際大会に挑戦できる権利をもらった。そのチャンスをしっかり生かしたい」と代表レギュラーの座を狙う。

 ここから大会に出場するメンバーに入らなければならず、道のりはまだ厳しい。実際に5月に行われるネーションズリーグの合宿メンバーからは外れ、「そこに呼ばれていないのが現実だ」と悔しさをにじませる。

 身長187センチと、バレーボール選手としては高さがない仲本は、サーブレシーブなど守備面での評価が高い。「強みを生かす」と長所を発揮し、サーブやブロックなどの課題も克服するつもり。「もっと実力をつけて選ばれるようにする」と力強く語った。

 所属チームでの結果も求められる。20年に加入して以来、まだタイトルはない。今季のリーグ戦も3位と、あと一歩優勝に手が届かなかった。

 目下の目標は30日開幕の黒鷲旗で、タイトル獲得に向け最終調整を行っている。「今季最後の大会で優勝して代表につなげる。そして、県出身男子ではまだいない五輪出場を果たしたい」。若き県勢Vリーガーが世界の舞台に向け、さらなる飛躍を誓った。

 なかもと・けんゆう 1997年西原町生まれ。2020年3月に日体大を卒業し、パナソニックパンサーズに入団した。21年12月にはオールスター戦に初出場した。身長187センチ、体重80キロ、最高到達点はスパイクで330センチ、ブロックで310センチ。