[okinawa復帰50年]

 沖縄の日本復帰50年に合わせた衆院沖縄北方特別委員会での決議は「日米地位協定」の記述が消え、全会一致とはならなかった。地位協定改定に関する文言で温度差がある与野党は調整を繰り返し、着地点を模索。結局、「ぎりぎりのライン」(野党関係者)でまとめ上げた案から地位協定は消えた。地位協定の運用を日常的に目の当たりにする県内からは「骨抜きだ」と落胆の声も上がる。(東京報道部・嘉良謙太朗、政経部・山城響、大城大輔)

 「これ以上は無理。これがぎりぎりのラインだ」。採決前日の20日夜、野党関係者はこう漏らした。

 当初、原案には「日米地位協定の見直しを早急に検討」と記述した。だが与党は政府見解である「地位協定のあるべき姿を不断に追求」としたい意向を伝え譲らなかった。一方の野党も政府見解に難色を示した。...