人間の根本的な問いに答えようとするのが哲学だが、その問いの種類は年齢によって違う。幼児期に発せられるのは宇宙や意味、時間、魂、国家、言語など、哲学の「王道」とも言える問いだ。  しかし、ある時期を過ぎると子どもの問いは圧倒的に身近な人間関係へと移行していく。