「政策を浸透させることができなかった。私の力不足です」。森山さんは沖縄市照屋の選挙事務所で敗戦の弁を述べ、集まった支持者へ深々と頭を下げた。

落選が確実となり、報道陣のインタビューに答える森山政和さん=24日午後10時28分、沖縄市照屋(小宮健撮影)

 午後10時12分、相手候補の「当選確実」が伝えられると支持者からため息が漏れ、事務所は静まり返った。支援した玉城デニー知事も肩を落とした。

 森山さんは選挙戦で「沖縄市をチェンジする」と市政刷新を強調。1人当たり市民所得が県内41市町村中39位であると指摘し、自立経済による市民所得10%アップを訴えた。

 34年の教員経験や3期12年の市議経験から「人に優しいまちづくり」を掲げ、給食費や18歳以下の医療費無償化もアピール。「オール沖縄」勢力の支援を受けたが、及ばなかった。

 森山さんは「私の政策こそが沖縄市の着実な歩みにつながると自信を持って取り組んできたが、市民は市政継続の判断をした」と厳しい表情を浮かべた。当選した桑江さんには「市民所得アップにしっかり取り組んでほしい」と求めた。
(中部報道部・仲村時宇ラ)