沖縄本島の固有種であるオキナワオオサワガニの黄色い個体が6日、国頭村内の山中で確認された。同サワガニの体色は、黄土色、緑褐色、灰褐色などさまざまだが、黄色は珍しいという。オクマプライベートビーチ&リゾートのエコツアーガイド・篠原太郎さんが、夜間の自然観察中に見つけた。

湿地で見つかった黄色のオキナワオオサワガニ=6日、国頭村(篠原太郎さん撮影)

 同日午後7時ごろ、篠原さんが懐中電灯を手に湿地を歩いていたところ、何やら黄色いものが目に入った。当初、ごみだと思ったが動いたという。「衝撃だった」と振り返る篠原さん。「やんばるの森へ入るようになって27年以上になるが、鮮やかな黄色の成体は初めて見た」と驚く。

 甲幅は5センチ弱で、持ってみると体は硬く、脱皮直後ではなかった。放すと暗闇へ消えた。甲殻類を研究する琉球大学の成瀬貫准教授は「オキナワオオサワガニの黄色い個体は見たことがない。サワガニ類では、大多数とは異なる体色の個体が少なからず出る」とした。

(北部報道部・金城健太)