インターネット上の仮想現実空間「メタバース」で国際通りなどの観光地を楽しむことができる「バーチャルOKINAWA」で4月26日、新たに首里城エリアが公開された。沖縄美ら島財団の監修で再現した守礼門から首里城正殿までを仮想空間上で体験することができ、実際に再建中の様子を撮影した映像も見られる。
「バーチャルOKINAWA」はあしびかんぱにー(片桐芳彦代表)が開発・運営し、現在無料で公開している。首里城エリアでは、忠実に再現された空間を見るだけでなく、エリア内にいるガイドに話しかけて首里城の歴史や雑学を学ぶこともできる。
また財団からの協力を受け、再建中の首里城の様子をドローンで撮影した映像が見られるエリアも設置。映像は再建の進捗(しんちょく)に合わせて更新する。財団の與那覇芳衛(49)さんは「バーチャル上も現実の首里城もそれぞれでしかできないことがあるので、どちらも楽しんでほしい」と話した。
今後首里城エリアでは城郭ライトアップや観光ガイドツアー、エンタメフェスなどのイベントを開催していく予定。
(社会部・普久原茜)