夏の参院選に向け、沖縄選挙区選出で現職の伊波洋一氏(70)は29日、那覇市内で記者会見し、2期目を目指し立候補すると正式表明した。伊波氏は「うちなーの未来と県民生活を豊かにし、平和な沖縄をつくっていくために挑戦する」と強調。名護市辺野古の新基地建設については、軟弱地盤の存在などを挙げ「技術的にも建設は不可能。力ずくの政府自身も、新基地はもはやできないと考えていると思う」と訴えた。

参院選2期目に向け立候補を表明する伊波洋一氏=29日、那覇市・教育福祉会館

 伊波氏は1期目の6年間について、辺野古の新基地建設を中心に、沖縄の基地問題への取り組みを重視してきたと述べた。

 再選された場合には、基地問題の解決に加え、新型コロナウイルスの感染まん延で打撃を受けた観光など、県内産業の再建と振興への取り組みにも注力する考えを示した。

 ロシアのウクライナ侵攻や、台湾有事については「沖縄が再び戦場になることは絶対に阻止したい。平和外交を通してさまざまな問題を解決していく。これが平和国家日本の一番の基本方針でなければならない」と訴えた。

 会見には玉城デニー知事や「オール沖縄」勢力の国会議員や県議、那覇市の城間幹子市長らが同席した。

 伊波 洋一氏(いは・よういち)1952年1月4日生まれ、宜野湾市出身。琉球大卒。96年から県議2期。2003年から宜野湾市長2期。16年7月の参院選で初当選した。

(政経部・山城響)