ロシアの文化などを動画投稿サイト「ユーチューブ」で発信してきた、モスクワ出身で県内在住のユーチューバー「マリア」さんが1日、ウクライナ支援を目的とした会員制のオンラインコミュニティーを開設した。収益の一部をウクライナの現地で困窮する人を助ける団体へ寄付する考えだ。(社会部・銘苅一哲)

ウクライナ支援の取り組みを語るユーチューバー「マリア」さん=北中城村・コワーキングオフィス「howlive(ハウリヴ)」

マリアさんがLINEで開設したコミュニティーのQRコード

ウクライナ支援の取り組みを語るユーチューバー「マリア」さん=北中城村・コワーキングオフィス「howlive(ハウリヴ)」 マリアさんがLINEで開設したコミュニティーのQRコード

 マリアさんは日本の言葉や文化を学ぼうと、9年前に来日。開設しているユーチューブチャンネル「マリアランド」では、日本とロシアの文化の違いや日本国内の旅行情報などを発信し、登録者数は約10万人に上る。

 ウクライナ侵攻があった今年2月には「ロシア人の多くは平和な解決を願っている」などと心境を語る動画を投稿したが、その後は活動を休止した。「ロシアとウクライナは交流があり、私のおばもウクライナ出身。あまりにショックで、今まで通りに活動する気持ちになれなかった」

 今月に入り、知人の出身地の沖縄に移住。ウクライナ問題と向き合う中で「これまで活動を応援してくれた人たちと一緒に、何かに取り組みたい」と、LINE(ライン)の会員制コミュニティーを計画した。

 会費は月額980円。会員になると、週2回投稿される沖縄の離島など日本国内の地域の魅力などを発信する動画や、マリアさんと人気ユーチューバーの対談などを視聴できる。

 マリアさんは収益の5割をウクライナへの支援金、残りは運営費や活動費にすると説明。「寄付先は会員と話し合って決めたい」と話している。

 「ウクライナをどう支援したらいいか悩む人もいるはず。インフルエンサー(影響力がある人物)の私を通して、支援を広げたい」と決意を語った。