沖縄県内アスリートとの交流やさまざまなスポーツが無料で体験できるイベント「沖スポスポーツフェスタ」(主催・沖縄スポーツマネジメント)が4月24日、沖縄市のコザしんきんドームで開かれた。参加した子どもたちはアスリートとの対決のほか、各スポーツを体験して楽しんだ。(中部報道部・伊集竜太郎)
「バネ人間」として動画投稿アプリTikTok(ティックトック)で大人気の外間友喜さんは、縦に六つ並べた椅子や人間の頭上を飛び越えるパフォーマンスを見せ、会場を沸かせた。ジャンプのこつなどを教え、子どもたちは10メートルの距離をなるべく少ない歩数でジャンプしながら走ったり、バーを跳んだりして楽しんだ。
崎山嗣央さん(8)は「10メートルを3歩で飛んだり、六つの椅子を飛び越えたりジャンプ力がすごかった」と驚いた。又吉伶音さん(8)は「大きくなったら同じくらい飛べるようになりたい」と目を輝かせた。
ハンドボール琉球コラソンの東江太輝、石川出両選手との7メートルスロー対決では、石川選手がゴールキーパーになり、子どもたちがシュートを打った。両選手もシュートを披露し、プロの技術の高さを見せた。石川選手のシュートを受けた徳里政春さん(13)は「プロの球は速かった。ハンドボールは初めてだったけど興味を持った」と笑顔だった。
25メートル走では陸上男子100メートルの与那原良貴選手と子どもらが一緒に走った。豊川夏帆さん(10)は「与那原選手と一緒に走ったのは初めて。速かった」、島崎快誠さん(10)は「すぐに離されてすごく速かった。ストライドとかピッチとか勉強になった」とうなずいた。
東京パラリンピックの女子車いすマラソンで7位入賞の喜納翼選手らのトークショーや、バトントワリングの全国大会で優勝した「沖縄ゴールデンハーツバトンチーム」のバトンショーなどもあった。