沖縄県嘉手納町屋良の「道の駅かでな」が4月28日、リニューアルオープンした。米軍嘉手納基地の滑走路が一望できる展望台などを拡張させ、飲食スペースや農産物直売所を新設した。町は同駅を観光施設の拠点に位置付け、来場者数を従来の約53万人から約80万人へ引き上げるなど経済活性化を狙う。

中央と右側の施設が増設してリニューアルオープンした「道の駅かでな」

セレモニーでテープカットする関係者=4月28日、嘉手納町屋良・道の駅かでな

中央と右側の施設が増設してリニューアルオープンした「道の駅かでな」 セレモニーでテープカットする関係者=4月28日、嘉手納町屋良・道の駅かでな

 新施設は2003年度に開所した既存施設の4階展望台をさらに基地側へせり出して新棟を増設。延べ床面積は1487平方メートルから2528平方メートルに拡大した。嘉手納基地を離着陸する軍用機などの騒音を数値で表示する電光掲示板を2基設置。総工費は約15億6千万円。

 新棟には飲食店7店舗が新たに入居。地元の新鮮な野菜などがそろう農産物直売所では朝市なども計画している。

 町は、同駅のリニューアルが町内に乏しい観光施設の「起爆剤」として今後の集客効果に期待する。

 これまで同駅には同基地を見学するため、修学旅行生や県内外の観光客が多く訪れている。だが、滞在時間の短さや消費単価の低さが課題となっていた。

 町は、同駅から町水釜にオープンした自然体験施設「比謝川自然体験センター」などの観光施設や町内の飲食店などと連動した観光客の呼び込みも図る構えだ。

 リニューアルオープンのセレモニーで、地場産業や町内イベントの活発化に期待した當山宏町長は「滞在時間や満足度の向上、消費増につながってほしい」と話した。

(中部報道部・砂川孫優)