脱炭素社会づくりの活動や地球温暖化、脱炭素化へつながるアイデアや提案などを募る「脱炭素チャレンジカップ2022」がこのほど開催され、ジュニア・キッズ部門で沖縄県南城市知念に住む小中高生グループ「ECOHONU」が環境大臣賞に当たる金賞を受賞した。4月25日、市役所に古謝景春市長を訪ね、快挙を報告した。(南部報道部・我喜屋あかね)

海岸でゴミを拾うECOHONUのメンバー(提供)

環境大臣賞受賞を報告した吉田陽季さん(後列左)、具志堅咲羽さん(後列右)、志喜屋ももさん(前列左)具志堅塁さん(前列右)、=4月25日、南城市役所

海岸でゴミを拾うECOHONUのメンバー(提供) 環境大臣賞受賞を報告した吉田陽季さん(後列左)、具志堅咲羽さん(後列右)、志喜屋ももさん(前列左)具志堅塁さん(前列右)、=4月25日、南城市役所

 メンバーは知念小6年の具志堅塁さん(11)と志喜屋ももさん(11)、琉大付属中2年の吉田陽季さん(13)、南風原高1年の具志堅咲羽(さわね)さん(15)。「ECOHONU」は市内の海にウミガメが産卵で訪れることにちなみ、「ECO」とハワイ語でウミガメを意味する「HONU」を掛け合わせた造語で、コロナ禍で学校が臨時休校した2020年3月から活動をスタートした。

 大会参加を決めたのは、一人でも多くの住民が活動を知り、生活に小さな変化が起こることを期待したから。本番に向けて制作したビデオでは、清掃活動の様子やごみのリストを作って数を数えていること、分かりやすいようにグラフや表にまとめていることなどを紹介。海岸での清掃活動が海へのごみの再流出を防ぎ、「温室効果ガスの発生を減らす脱炭素活動につながる」と意義を語った。

 金賞受賞は予想外で「びっくりし過ぎて『えーっ』って叫んでしまった」と口をそろえた志喜屋さんと具志堅塁さん。塁さんの姉の咲羽さんは「少ない人数でも継続したことが評価されたのかも。拾っても拾ってもなかなかごみは減らないけど、海の生き物を守るために続けていきたい」と笑顔を浮かべる。

 現在も週1回のペースで活動する4人は、古謝市長にペットボトルを減らすための給水器の設置や、月に1度、市全体でごみ拾いの日を設けることを要望した。吉田さんは活動を通して「人間にとっては小さなごみでも、生き物にとっては大ごとだと気付いた」とうなずき、「自分基準で考えるのではなく、客観的に見ることが必要。ごみ拾いを通して知ることができた」と実感を込めた。