沖縄県国頭村教育委員会(宮城尚志教育長)の公民館講座「月桃縄編かご作り体験講座」がこのほど全5回の日程を修了した。

講師の木下義宣さん(前列中央)と、月桃を使って完成させたかごを披露する受講生ら=国頭村民ふれあいセンター

 講師を務めた奥出身で「山原ものづくり塾」の木下義宣さん(70)は村民ふれあいセンターで開かれた最終日「世界遺産に登録されたやんばるの豊かな自然の中にある月桃を利用して、昔の人々の知恵や技術を学ぼう」と呼びかけた。

 茎の下処理と、縄をなう練習からスタート。参加者は模様を付け、持ちひもを作るなど5段階の工程を経て籠を完成させた。

 辺野喜区の島袋ヨネ子さん(78)は「木下さんの手厚いご指導で、高齢者も楽しんで受講できた。見事な籠の完成に生きがいを感じた」。

 桃原区の山城笑美子さん(49)は「月桃の葉は餅作りで使い、茎は捨てるが、それを再利用した籠が完成しうれしい」と喜んだ。

 講座を担当した村教育課の大嶺貴広主事は「楽しく作業している姿を見て、身近な自然の素材を活用した商品開発に夢が膨らむ」と話した。(山城正二通信員)