【東京】NHKは6日、日本復帰前後の沖縄の様子を再現した仮想現実(VR)を報道陣に公開した。史料や現地の人たちの聞き取りから農連市場や那覇市民会館、コザ市(現・沖縄市)のゲート通りを再現。11日に放送する報道番組「クローズアップ現代」で、芸能人らがVR空間を旅しながら、沖縄の日本復帰について考える。

VR空間に再現された日本復帰当時の農連市場を旅する参加者のアバターたち(提供)

 制作に携わったNHK沖縄放送局の落合洋介さんと斉藤大幹さんは「当時を疑似体験でき、歴史を伝える新たな手段としてVR技術を生かせたと思う」と話した。

 VRの農連市場では冬瓜(とうがん)などの野菜のほか、米軍の野戦用缶詰「Cレーション」も店頭に並ぶ。ゲート通りは自動車や人々も行き交い、当時のにぎわいも演出した。

 番組では、県出身のガレッジセールのゴリさんを案内役に10~20代の学生ら7人が、アバターと呼ばれる分身でVR空間を旅する。45分拡大スペシャルとして11日午後7時30分から放送する。(東京報道部・照屋剛志)