沖縄県糸満市の小学1年生、西門心愛(もあ)さんはこのほど、人生初のヘアドネーションに挑戦し髪を50センチほどカットした。妹の寧花(ねいは)ちゃん(1)が大病を患ったことから「妹が病気だったので病気の子どもを助けたいと思った」と話している。

ヘアドネーションに初挑戦した西門心愛さんの髪=8日、糸満市兼城

 寧花ちゃんは2020年8月の生後すぐに、40度の高熱や食べ物を戻す症状が出て、細菌性髄膜炎と分かり3週間入院した。命に関わる大病で、難聴や寝たきりといった後遺症が出る場合もあるという。

 心愛さんは昨年、保育園の友達がヘアドネーションに挑戦すると聞いて関心を持った。母親の愛梨さん(32)から病気と闘う子どもがいると教わり、妹が世話になった医師らへの感謝の気持ちも込めて3歳から伸ばしている髪の寄付を決めた。4月上旬、美容室でカットすると「髪の毛が軽くなった」と喜んだ。

 愛梨さんは「人への思いやりを持つ子に育ってほしい」と期待し、父親の悠雅さん(32)は「小さい頃から人の役に立てるなんてすごい」と褒める。東風平小学校に通う心愛さんの髪は、大阪の団体を通して必要な児童に贈られる。

(南部報道部・又吉健次)