国内各社は10日、ゴールデンウイーク(GW、4月29日~5月8日)の沖縄路線の搭乗実績を発表した。全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)グループの4社合計の旅客数は合計で35万3990人で、前年の1・6倍に増えた。新型コロナウイルス流行前の2019年比では、ANAは66・7%、JALグループ3社は約83%となり、航空会社は「観光需要の回復傾向がうかがえた」としている。(政経部・石川亮太)

 3年ぶりにコロナ対策の行動制限のない連休で、各社とも提供座席数をコロナ前の19年の水準に戻した。搭乗率は63・3%にとどまったが、前年から16・3ポイント改善した。

 旅客数は、航空各社が4月22日に発表したGWの予約人数32万7312人から8・1%増えた。那覇-離島間の県内路線の伸びが全体数を押し上げており、航空会社は、GW直前や期間中に予約した人が多かったとみている。旅客数約35万人は往復を含めた延べ人数で、県外路線のほか、本島と離島の往復も含む。

 ANAの提供座席数は前年比1・12倍の29万5275席で、予約率は55・2%だった。旅客数は17万6327人で、搭乗率は59・7%だった。

 JALグループの提供座席数は前年比1・27倍の26万3246席。旅客数はJALが9万6952人で、日本トランスオーシャン航空(JTA)は6万7437人、琉球エアーコミューター(RAC)が1万3274人だった。

 県外路線は予約率69・2%で、実際の搭乗率は72%に増えた。県内路線は予約率44・3%で、搭乗率は56%に増加した。

 JTAの担当者は「県外路線は6~7割で堅調。予約から搭乗率が伸びたのは県内路線で離島の観光需要が全体を押し上げた。沖縄観光の需要は少しずつ戻っている」と手応えを語った。