在沖米軍基地を今のまま残すことを8割近くの人が否定した沖縄に対し、本土は4割超の人が「今のままでよい」とした。調査結果は、安全保障と沖縄の基地問題に対する本土の無関心さを浮き彫りにした。基地の整理・縮小が進まない理由を本土の39%は「日本政府が米国に配慮しているから」としたが、その弱腰の日本政府を支えるのが、本土の無関心だといえる。

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 主権国家内に、特権的な地位を保障された他国軍が駐留する異常な日常が沖縄には広がる。その沖縄で、米軍基地を是認しない声が高まることは一見、日米安保の揺らぎに映る。

 だが、日本政府にとって、この構図こそが「安定」の理想の形だ。...