小雨で水不足、給水制限の懸念も ホテル客の使用多く

 観光客の増加は、水不足の一因になり得るとの指摘もある。県企業局によると1日現在、県内11ダムの貯水率は45・4%まで下がり、平年値を約23・5ポイント下回っている。昨年10月からの小雨が主な原因としているが、担当者は「観光客が過去最高を更新する中、その影響も検討に入らないといけない」と話す。

 琉球大学の神谷大介准教授(土木計画学)らが2013年に発表したリポートでは、県内のホテル利用者1人1泊当たりの水使用量を300~1500リットルと推計。

 一方で離島地域では、家庭用水量が1人1日当たり150~250リットルと推計されるため、ホテル利用者は離島住民の2~10倍の水を利用していると分析した。

 神谷准教授は「沖縄本島を含め、水が豊かでない離島地域で観光客が急増すれば、給水制限など住民の生活に影響が出る可能性がある。生活環境への影響を考慮した観光振興施策や影響のマネジメント施策が必要」と指摘した。