沖縄県名護市名護の畑で6日、全身黄色のカマキリが見つかった。発見者の神山綾佳さん(32)と畑の害虫駆除のためカマキリを譲り受けた河野真美子さん(35)は「見た目も動きも、とってもかわいい」と喜ぶ。専門家は「かなり珍しく、初めて見た」と驚いた。

黄色いウスバカマキリの「バナーヌ」

2人に見守られ、ズッキーニの葉の上を歩く黄色いウスバカマキリの「バナーヌ」=13日、名護市

黄色いウスバカマキリの「バナーヌ」 2人に見守られ、ズッキーニの葉の上を歩く黄色いウスバカマキリの「バナーヌ」=13日、名護市

■「バナーヌ」と命名

 黄色のカマキリは6日、神山さんが畑で農作業をしていた時に、突然現れた。「すぐにカマキリと分かったが、見たことない色で驚いた」と振り返る。9日にも同じ畑で作業をしていると、気付くと神山さんの肩に乗っており、無農薬の畑の害虫駆除のためカマキリを探していた河野さんに届けた。

 2人はバナナのような鮮やかな黄色の体色にちなんでカマキリを「バナーヌ」と命名。「害虫をいっぱい食べて、畑を守ってほしい」と期待を込め、13日に河野さんの畑にバナーヌを放した。

 琉球大学の博物館「風樹館」の佐々木健志学芸員によると、バナーヌの正体は県内にも広く生息する「ウスバカマキリ」の成虫とみられる。緑色型と褐色型が一般的だが、色素の突然変異で鮮やかな黄色になったと考えられるという。佐々木学芸員は「かなり珍しく、同種でこんなに鮮やかな黄色をした個体は初めて見た」と驚いた。

(北部報道部・西倉悟朗)