政府は17日、物価高騰対策の一部に充てる歳出総額2兆7009億円の2022年度補正予算案を閣議決定した。ガソリンなど燃油価格抑制のための補助金や予備費補填の経費を計上。財源は全て赤字国債の発行による借金で賄う。今国会に提出し、会期中の成立を目指す。

 物価高騰対策の全体像

 予備費の支出は国会の議決が不要で、政府の裁量で使い道を決められる。新型コロナウイルス対策名目で22年度当初予算に計上した5兆円の予備費などから物価高対策に支出した上で、ほぼ同額の1兆5200億円を補正予算で積み戻す異例の対応となる。野党は国会軽視の恣意的な財政運営だと批判し、国会審議で攻勢を強めそうだ。(共同通信)