沖縄市池原老人クラブ橘会(比屋根光一会長)の地域見守り隊がこのほど、集落の6カ所に安全見守りと交通安全を呼びかけるかかしを設置した。地域住民や保護者から「見守り隊の活動がありがたい」と歓迎する声が上がっている。喜友名朝敬自治会長は「安全・安心の地域づくりの活動に弾みがつく」と橘会の活動に感謝を述べている。

防犯・交通安全のメッセージを伝えるかかし(中央)と、(左から)橘会の比屋根光一会長、松下宏さん、島崎博文さん、喜友名朝敬自治会長=12日、沖縄市池原

 橘会の会員約20人はこれまでも、集落の子どもたちが通う市立北美小の校門や国道329号の横断歩道で、保護者と一緒に登下校の指導をローテーションで行っていた。

 数年前、集落で不審な男が女児に声をかける事案があった。これをきっかけに、地域の見守りを強化。子どもたちが下校する午後2時から4時半まで、1組3~5人で地域をパトロールするようになった。

 今年に入り、自治会役員から集落の主要各所に「防犯」「交通安全見守り」を啓発するかかしを設置してはどうか、と提案があった。

 「地域の安全の見守りをバックアップし、不審者に目を光らせよう」。自治会会計の山川杏さんは、目を開いて不審者を威圧するシーサーの顔を描いた。夜でも識別できるよう、反射材を使ったベストを“着用”させる工夫もしている。

 橘会の比屋根会長(75)は「登下校の子どもたちとのあいさつが楽しく、見守りで元気をもらっている」。松下宏さん(73)、島崎博文さん(58)は「かかしは無言ではあるが、地域を見守る大きなメッセージを送っている。これからも地域挙げて安全・安心づくりに寄与したい」と意気込みを語った。(翁長良勝通信員)