沖縄県与那原町内のコンビニで現金を奪おうと店員に暴行を加えてけがを負わせたなどとして、強盗致傷と詐欺の罪に問われた宮崎県の無職の被告(49)の裁判員裁判の判決で、那覇地裁(小野裕信裁判長)は20日、懲役6年(求刑懲役8年)を言い渡した。弁護側は被告に刑事責任能力はなかったとして無罪を主張していたが、「完全責任能力を有する」として退けた。

那覇地裁

 小野裁判長は、いずれも犯行前後の行動から「精神障がいが強く影響しているとうかがわれる点はない」と指摘。強盗致傷は無計画な側面があるとしながら、無抵抗の男性店員の顔面などを一方的かつ執拗(しつよう)に殴打し続けており、被害者の精神的苦痛は大きいとした。

 判決によると被告は昨年2月に山口県内のホテルで無銭飲食・宿泊し、同年3月には与那原町内のコンビニで現金を奪おうと男性店員の顔面などを殴り、加療2週間のけがを負わせた。