【ロンドン、ワシントン共同】世界保健機関(WHO)は20日、発疹などが現れるウイルス感染症「サル痘」の患者が11カ国で80人前後に上ったと発表した。他に50人ほどを調査中で、患者はさらに増える見込みだという。さらにオランダでも感染を確認。患者の大半は過去にサル痘が発生してきたアフリカ西部や中部への渡航歴がなく、WHOは「異例だ」と警戒感を示した。

 サル痘ウイルス(CDC提供・共同)

 患者の報告は今月上旬から続く。欧州疾病予防管理センターによると、多くは若い男性で、性交渉で感染が起きているとみられる。WHO欧州地域事務局は声明で、夏にかけて「感染拡大が加速する可能性がある」と懸念を表明した。(共同通信)