岸田文雄首相は21日午前、京都市を訪れ、文化庁が移転する京都庁舎の工事状況を視察し、東京への一極集中の是正をアピールした。視察後、「新たな文化行政を一層進める上で大きな契機になると期待している」と記者団に語った。来年3月27日に移転先で業務を始め、5月15日までに職員の大半が移るとの見通しを明らかにした。

 文化庁が移転する京都庁舎の工事状況を視察する岸田首相(左から2人目)=21日午前(代表撮影)

 課題として国会対応を挙げ「東京に残るスタッフと連携し、リモートで業務を進めるなど対応していきたい」と述べた。文化芸術推進基本計画の策定に向け、国の文化審議会を京都で開催する意向も示した。

 視察では、京都を拠点に活動する文化芸術の関係者とも意見交換した。(共同通信)