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与那国島直航大連盟の共同発起人ら=3日午前、台北市内

 【松田良孝通信員】台湾島の東部地域と沖縄県与那国島との間で海路の直航便開設を推進する与那国島直航大連盟が3日、台湾で発足した。今回の台湾側の動きに呼応して、運航の具体化に向けた作業をどこまで詰められるかが課題となる。

 与那国町と花蓮市の姉妹都市交流はことしで40周年の節目。町は2019年度から花蓮との間で高速船を運航する国境交流事業を実施しているが、新型コロナウイルスの影響で足踏みしている。

 東部地域を構成する宜蘭、花蓮、台東の3県を網羅する形で、花蓮市の魏嘉賢市長や地元選出の立法委員(国会議員に相当)ら6人の共同発起人が組織した。与那国島との間で航路を開設する港は、蘇澳港と花蓮港を想定している。

 台湾からは、沖縄本島や石垣島に向けたクルーズ船が人気だが、同連盟は「台湾からわずかしか離れていない与那国島は台湾との間を直接結ぶ航路がない」と指摘。直航航路の開設で観光の活性化や生活物資や農産物を台湾側から供給することによる物価の低減、医療分野の支援が可能となるとしている。

 糸数健一与那国町長は「私たちの願いがかなうように力を合わせて黒潮経済共同圏確立を目指していきましょう」とのメッセージを寄せた。