岸田文雄首相とバイデン米大統領は23日の首脳会談で中国を念頭に、抑止力と対処力の強化で一致した。その中で重視されるのは、中国の軍事戦略上の防衛ラインである「第1列島線」上にある沖縄など南西諸島。岸田氏は沖縄の基地負担軽減を進めるとしたが、県側からは「矛盾しないのか」(幹部)といぶかる声も漏れる。(政経部・大城大輔、東京報道部・新垣卓也)

 東京・元赤坂の迎賓館。約42分間の共同会見後、笑顔で握手を交わし、同盟関係の緊密さをアピールする岸田首相とバイデン氏の姿があった。

 両氏は「日米同盟の抑止力・対処力の早急な強化」の必要性を再確認したと強調。岸田氏は防衛費の増額に決意を示し、バイデン氏は中国が台湾に侵攻した場合の「台湾有事」に関与すると明言するなど「対中国」が色濃く出た。...