沖縄県警は24日、八重山署管内の駐在所に勤務する40代の男性巡査部長が17人分の個人情報を記したメモ帳を紛失したと発表した。県警によると、メモ帳は手のひらサイズの支給品。巡査部長が約1カ月前から使用し、17人分の氏名や連絡先などの個人情報が記帳されていた。
メモ帳は個人管理で、通常、警察官は紛失防止のため制服の胸ポケット近くにひもでくくって使う。
5月22日に巡査部長が勤務する駐在所に落とし物の届け出があり、当時休日だった巡査部長は私服で対応した。最後にメモ帳を使ったのはこの時で、ズボンのポケットに入れた後、見当たらなくなったという。
巡査部長は翌朝の勤務前にメモ帳をなくしたことに気付いた。駐在所内や洗濯機の中などを探したが24日午後6時現在、見つかっていない。
同署は紛失発覚後、メモ帳に記帳されていた人に連絡し、謝罪している。
県警地域課の大城隆課長は「関係者の皆さまにご迷惑をおかけしたことをおわびする。再発防止に努める」とコメントした。