沖縄地方の梅雨入りから3週間たつが、今年は平均気温が低く、例年購入需要が高まる扇風機や除湿機、エアコンなどの売れ行きが鈍い。ただ、外出の機会も増えたため、傘や防水加工のバッグやシューズは人気で、販売が前年比4割伸びた商品もある。気象条件のほか、物価高から高額家電の購入を控える向きもあり、「梅雨商戦」に影響を及ぼしている。(政経部・川野百合子、知念豊)

雨傘など梅雨関連の商品が並ぶ売り場=20日、那覇市・デパートリウボウ

 沖縄気象台によると、梅雨入りした4日から24日午後1時時点の那覇の降水量は平年比1・6倍の257・0ミリで、平均気温は0・6度低い23・5度。雨が多く日照時間が少ないことや気圧配置の関係で、肌寒い日が多いという。

 メイクマンでは、例年であれば需要が高まる扇風機や除湿機の売れ行きが2~3割減った。キャンペーンで需要を喚起し、特にエアコンの販売を強化する。

 ヤマダホールディングスの県内店舗では、除湿機の売れ行きは1割増え、エアコンは例年並み。元々5月は動きが鈍い時期という。「電気料金の引き上げで、省エネタイプの冷蔵庫の買い替え需要がある」とし、ボーナス商戦を見据える。

 一方、同じ梅雨関連商材でも価格帯によって売れ行きに違いがある。

 デパートリウボウでは、1万円未満の傘やはっ水加工のリュック、シューズなどが人気を集める。レインシューズでもスニーカータイプの売り上げは40%増と特に人気。女性向けでは、見た目がパンプスのようなレインシューズの需要が高まっているという。

 イオン琉球では、除湿材や湿気対策商品の売り上げが10~15%伸びている。担当者は「昨年に比べると外出機会が多い。紫外線対策商品や行楽用の商品も伸びているので、梅雨関連の商材も徐々に伸びるのではないか」と期待した。