5月30日の「ごみゼロの日」に合わせ、那覇市に海中のごみ拾い専門のダイビング店「Dr.blue」が開業する。代表の東真七水(まなみ)さん(29)は約1年半前、美しい海や恵まれた気候に引かれて沖縄へ移住。多くの人に環境問題を考えてもらおうと、国内外からダイバーが集まる沖縄で、あえてごみ拾いを専門とする「海の医者」の看板を掲げた。

海中のごみを集めた東真七水さん=2021年8月、北谷町の宮城海岸(提供)

 国際的な問題となっている海洋ごみ。出身地に海がなかった東さんは社会人になってからダイビングを始め、環境問題への意識をさらに高めた。2020年冬に沖縄に移住してからは、北谷町の宮城海岸などで仲間と海中のごみ拾いをしてきた。

 海中のごみ拾いを企画するダイバーは少なくないが、まだ認知度が低いと感じる。海を楽しみながら取り組む専門店があれば、より活動の輪が広がる。

 「ごみ拾いはボランティアの印象が根強いが、新しい切り口で伝えたい。50年前のビール缶が海の中でほぼ原型のまま見つかった際は、宝探しのようだった」

 今夏には県内の離島でごみ拾いのツアーを予定。開業に向けクラウドファンディングも実施し、すでに約165万円の支援が集まっている。

(社会部・平良孝陽)