翌朝の光子(みつこ)さんは、ゆうべの「まだら」から、さらに症状が悪化していた。  先週の土曜日にウチに来たときと同じ、お地蔵さんに戻ってしまった。微笑(ほほえ)みは穏やかでも、言葉は発しない。目もうつろで、達哉(たつや)さんの声かけにもほとんど反応しない。