[胃心地いいね](678)ひるぎ食堂 八重瀬町当銘256の8

店主お勧めのカレーそばセット。ヤチムンの器も美しい

「ひるぎ食堂」大将の永山伸也さん(右)と妻の歩さん。店内は昭和レトロの雰囲気だ=19日、八重瀬町當銘

ひるぎ食堂

店主お勧めのカレーそばセット。ヤチムンの器も美しい 「ひるぎ食堂」大将の永山伸也さん(右)と妻の歩さん。店内は昭和レトロの雰囲気だ=19日、八重瀬町當銘 ひるぎ食堂

 サトウキビ畑の間の道路を進むと「ひるぎ食堂」がある。弁当店として14~15年前、八重瀬町当銘で出発。おいしさが評判を呼び口コミで客が増えていった。古い看板や映画ポスターがある昭和レトロな雰囲気の中、飾らないやさしい味が楽しめる店だ。

 店一番のお勧めメニューはカレーそばセット(800円)。人気のそばもカレーも食べたいという客の要望から誕生した一品だ。

 カレーの具材はタマネギと牛肉のみとシンプル。甘さも辛さも感じるスープは継ぎ足しで作ることがおいしさのこつだ。つゆの味を調えるため、あくをすくう頃合いに気を配っているという沖縄そばに、サラダと小鉢が付いてくる。

 和食の調理人として県内外で働いた経験がある大将の永山伸也さん(49)は「余計なものを入れないようにしている。工夫もやり過ぎると良くない。みんなに愛される味にしたかった」と話す。客の健康志向から薄味を心掛けて調理する。

 定食のチキン唐揚、チキン南蛮(いずれも800円)も人気で、鶏肉はさくさくと軟らかく南蛮ダレもしっとり味だ。「器がいいと料理も映える」と言う伸也さん。ヤチムンの皿に料理を盛り付けている。

 店は妻の歩さん(43)との二人三脚で大きくなった。開店当初から現在まで週5日、2種類の日替わりメニューを考えてきた歩さんは「旬の野菜を使いつつ、きょうは炒め物、あすは揚げ物といまでも試行錯誤」と笑いながら、1日300食余りを出す店に育てた。

 お年寄りから親子連れと客層も幅広い同店。伸也さんは「味には自信がある。新規のお客さんが増えるように店を大きくしたい」、接客上手の歩さんは「2人でおいしいものを提供していきたい」と話した。(南部報道部・又吉健次)=毎週金曜日掲載

 【お店データ】食堂は正午~午後2時半。定休日は日曜祝祭日。駐車場7台。電話098(998)2003