ハーレーの季節の訪れを告げる鉦(かね)が27日午前5時、沖縄県糸満市の拝所・山巓毛(さんてぃんもー)で高らかに鳴らされた。

ハーレー鉦を鳴らす糸満ハーレー行事委員会の東恩納博委員長=27日午前5時、沖縄県糸満市の拝所・山巓毛(さんてぃんもー)

 鉦打ちは旧暦5月4日(6月2日)の糸満ハーレー6日前に行う催し。競漕(きょうそう)は新型コロナ感染予防のため3年連続中止が決まっており、大漁や航海安全を願う神事のみが行われる。

 糸満ハーレー行事委員会の東恩納博委員長(67)=糸満漁協組合長=が暗闇に住宅の明かりがともる中、東から時計回りに南、西、北の順で打つと「カーン」と高い金属音が響いた。

 例年は3回打つ鉦を5回たたいた東恩納さんは「催しは安心・安全が第一であり、中止せざるを得なかった。来年こそは実施したいとの思いを込めて多めに鳴らした」と話した。