政府は27日、2021年度版の「農業白書(食料・農業・農村の動向)」を閣議決定した。新型コロナウイルスの感染拡大や、ロシアによるウクライナ侵攻で食料安定供給に懸念が生じていると強調。輸入への依存度が高い日本は輸入相手国の多角化や食料自給率の向上が急務だと訴えた。

 ウクライナの小麦畑=2013年(ロイター=共同)

 小麦の国際価格は、米国などでの不作にウクライナ危機が重なり、今年3月に過去最高値を記録したと指摘。さらに原油価格の上昇や円安進行で国内の食料価格も上昇し「今後も価格を注視する必要がある」とした。

 白書によると、21年の農産物輸入額は7兆388億円だった。(共同通信)