27日午前11時30分ごろ、沖縄県嘉手納町兼久の国道58号で、在沖米空軍所属の軍人男性が運転し北上していたYナンバーの乗用車が別のYナンバー車両に接触し、反対車線に飛び出し、南下していた乗用車に衝突した。嘉手納署やニライ消防本部によると、20代の米軍人男性2人が軽傷、日本人男性(58)が右足の骨を折る重傷を負った。3人は病院に搬送されたがいずれも意識はあり、命に別条はないという。

多重事故があった国道58号の現場。標識が折れている=27日、嘉手納町兼久(画像を一部加工しています)

 署によると、第1通行帯を北上中だったYナンバー車が、進行方向右側を走行していた別のYナンバーのミニバンと接触。中央分離帯を越え、反対車線を南下中だった男性が運転する乗用車に衝突し、玉突きで別の車両も衝突したという。

 現場は片側3車線。署は国道を一部交通規制し、午後1時35分に全面解除した。県警交通規制課によると、午後0時半ごろに南向け車線で約1・2キロ以上の渋滞が発生した。署が事故原因を詳しく調べている。

■官房副長官「綱紀粛正求める」

 米軍関係者による27日の玉突き事故を受け、磯崎仁彦官房副長官は同日夕の記者会見で、米側に綱紀粛正を求める考えを示した。事故の発生は「地域住民に不安を与える」と懸念。「引き続き米側に隊員の教育、綱紀の粛正の徹底を働きかける所存だ」と述べた。