長年の課題である沖縄からの「知」の流出を防ぎ、いかにノウハウを蓄積していくか。県は海外販路拡大に向けた調査の中で、県外企業からノウハウを学び、県内企業に「知」を蓄積させる実験を行っている。

 県アジア経済戦略課は2015年度から17年度に、県内の中古レンタカーを海外に輸出する仕組みを構築する実証事業を展開した。利益を高めるため本土を経由せず海外に直接輸出。ニーズ分析や車両確保などの業務を、県内外の貿易やレンタカーの事業者などと実施した。

 結果、11年度から事業初年度の15年度までは100台に満たなかった中古車輸出台数は、2年目の16年度には382台、17年度には344台に至った。事業終了後の18年度も734台の輸出へ増えた。その後は、新型コロナ、受け入れ国の外貨不足などの影響から、輸出は激減したが事業者には輸出・海上物流のノウハウが一定蓄積された。

 事業で注目されたのがバンニング(貨物をコンテナに詰め込む作業)のスキルだ。...