太平洋戦争の激戦地グアム島で終戦を知らされないまま潜伏生活を続け、1972年2月に帰国した元日本兵の故横井庄一さんの妻、美保子(みほこ)さんが27日午後5時33分、脳出血のため京都市の病院で死去した。94歳。東京都出身。葬儀・告別式は近親者で行う。喪主はおいの幡新大実(はたしん・おおみ)氏。

 死去した横井美保子さん

 美保子さんは、庄一さん帰国後の72年11月に結婚。「耐乏生活評論家」としての講演や、陶芸に打ち込む庄一さんを支えた。庄一さんは97年に82歳で死去。美保子さんは06年に名古屋市の自宅を改装し、庄一さんが潜伏した穴の再現模型や出版物などを展示した記念館を開いた。(共同通信)