[あなたのナゼにココホル取材班]

 「車や家に花粉のような黄色い物が付着して困っている」-。沖縄県うるま市田場に住む読者の男性(73)から本紙に情報が寄せられた。男性によると「黄色い付着物」の被害に気付いたのは4~5年ほど前。付いたばかりの時は黄色い液状で、乾くと固形となって残るのが特徴。汚れは家の壁や車、洗濯物などに付着し、特に天気が良い日には多い傾向だという。(中部報道部・仲村時宇ラ)

住宅に付着し、乾燥して残ったミツバチのふん

 「気になり始めると目についてイライラして、家族も精神的に参ってしまった」と困った男性は市の環境課や県の保健所を訪ねて相談。しかし、原因が分からなかったために対応してもらえなかったという。

 長年続く被害にインターネットでも調べるようになり、ミツバチのふんにたどり着いたのは昨年の10月。空中でふんをする習性のあるミツバチが、同様の被害を発生させていることが分かった。

 すぐに近所を調べると、自宅から約200メートルほどの場所に巣箱が置かれ、大量のミツバチが飛び回っているのを発見。保健所や市に連絡し、市農政課の職員と共に現場を確認した。

付着して間もないふん=4月12日、うるま市田場

 実際に本紙記者が男性宅を訪れた4月中旬にも、家の壁や車にミツバチのふんが多数付着しているのが確認されたほか、約20分間駐車していた記者の車にも、複数のふんが付着した。

 同所に巣箱を設置する本島中部の養蜂業者に確認すると、約5年前から設置していると認めた。その上で市から連絡を受け、33個の巣箱を25箱まで減らしたほか、巣の入り口の向きを変えるなどの対応を取ったと説明。「長年被害を与えて申し訳ない。全てをどかすことはできないが、群数を減らす対応を取っている」と話した。