■きょうも警報級大雨の恐れ

擁壁と土砂が崩れた現場で復旧作業に当たる消防隊員=31日午後2時50分ごろ、那覇市楚辺(矢野悠希撮影)

 沖縄本島地方は31日、晴れ間も見えた朝方から一転、午後にかけて梅雨前線と暖かく湿った空気の影響で大気の状態が非常に不安定になり、激しい雨に見舞われた。本島中南部を中心に大雨や洪水警報が発令され、各地で冠水や土砂崩れ、停電が相次いだ。沖縄気象台は1日も警報級の大雨となる恐れがあり、地盤が緩んでいる恐れもあるとして、引き続き警戒を呼びかけている。(社会部・東江郁香、島袋晋作)

 気象庁によると、南城市玉城と佐敷付近で31日午後0時20分までの1時間に降水量約110ミリを観測。「記録的短時間大雨情報」を発表した。

 3時間降水量(午後6時現在)は午後1時20分までに南城市糸数で138・5ミリ、那覇で127・5ミリ。いずれも5月の観測史上最大を更新した。

 那覇や糸満など本島南部6市町が避難指示を出した。避難対象は25万5920世帯、55万4338人に上り、計11カ所に避難所が開設された。県によると、人的被害の報告はない。

 消防などの集計では、本島中南部で少なくとも道路冠水が39件、床上浸水が10件、床下浸水が3件あった。西原町の国道329号の一部が冠水し、午後1時から約1時間通行止めとなった。

 沖縄電力によると、雷などの影響で沖縄本島内の4130戸が停電。午後8時32分までに全て復旧した。

 気象台は1日未明にかけて1時間50ミリ、同日午後に1時間30ミリの激しい雨が降る恐れがあるとしている。