【東京】太平洋戦争末期の沖縄戦を題材にした映画「島守の塔」(五十嵐匠監督)に出演した香川京子さんが1日、都内で報道各社のインタビューに応じた。映画の撮影は沖縄県糸満市の平和祈念公園で行われ、香川さんは「島守の塔を目の前にした時は、沖縄の人たちへの思いがあふれて胸がいっぱいになった」と語った。

インタビューで沖縄への思いを語った香川京子さん=1日、東京都港区

 映画は沖縄戦当時の官選知事だった島田叡(あきら)さんと県警察部長の荒井退造さんの生きざまを通して、沖縄戦に巻き込まれていく県民の姿を描く。香川さんは島田知事の世話役を務め、沖縄戦を生き延びた女性、比嘉凜を演じた。

 1953年の映画「ひめゆりの塔」への出演で沖縄戦を学び、学徒隊に関する書籍も出版したこともある香川さん。「戦争を体験した世代として、戦争の愚かさと平和の尊さを次代に伝えていきたい」と話した。

 映画は7月22日から全国で公開される。県内は8月5日から、桜坂劇場とユナイテッド・シネマPARCO CITY浦添で予定している。(東京報道部・照屋剛志)