<国内クルーズ船、沖縄で2年5カ月ぶり受け入れ再開へ>から続き
国内クルーズ船の寄港が再開予定となったことを受け、県内観光業界からは「観光客の増加につながる」と期待の声が上がった。一方、宮古島市の1日の新型コロナウイルス新規感染者は53人で、医療の逼迫(ひっぱく)も懸念されており、受け入れを不安視する見方もある。寄港予定の宮古島市と本部町は県のガイドラインを基に関係機関と協議し、船内で感染者が出た場合などの対応策を最終決定する。(政経部・又吉朝香、宮古支局・當山学)
平良港には29日、クルーズ船が寄港する予定だ。宮古島観光協会の平山茂治専務理事は「市内の新型コロナウイルス感染状況が芳しくなく、手放しで喜べない」と懸念した。一方で、「まずはテストパターンとして入り口が開いたことは歓迎したい」と話した。
平良港は2020年に14万トン級の専用岸壁が完成し、22年3月には22万トン級に対応する拡張工事を終えた。...
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