ベネチア大学で日本語学を研究するパトリック・ハインリッヒ教授が5月17日、沖縄県立読谷高校を訪れ、読谷村出身の生徒にしまくとぅばと幸福感に関するアンケート用紙を配布した。

読谷高校の比嘉良一校長(右)にアンケートを手渡すベネチア大のパトリック・ハインリッヒ教授=5月17日、読谷高校

 ハインリッヒ教授によると、カナダで行われた調査では、継承言語の能力や知識があるほど糖尿病の有病率が低くなるなどの関連が知られており、今回の調査では「しまくとぅばを話せる人の方が幸福感が強いのではないか」とする仮説を基に、読谷村民を調査する予定。

 アンケートはベネチア大と琉球大、村の3者共同プロジェクト。読谷高生のほか、村内の自治会などを通じて住民にも配布する。回収したデータは専用のソフトで分析し、来年3月ごろまでに村内で報告会を開く予定。

 ハインリッヒ教授は「言葉とライフスタイルには深い関係性がある。沖縄はしまくとぅばを話せる人がまだたくさんおり、特に読谷はコミュニティーも強い。言葉と幸福感の関連性を明らかにしたい」と話した。

(中部報道部・仲村時宇ラ)