昨年11月を最後にコロナ禍で中止していた沖縄県の本部町青年農業者の会(平良哲会長)の朝市が、4月から再スタートした。会のモットーは、地元の青年農業者が作った農作物を地元で消費してもらいたいという「地青・地産・地消」。地域貢献の一環で、毎月最終日曜日にJAおきなわ本部支店の敷地内で開催している。

生産者を前に新鮮な野菜を選ぶ来場者たち(左)=5月29日、JAおきなわ本部支店の敷地内

 5月29日の朝市にはニンジン、ピーマン、小松菜、水菜、ミニトマトなど、当日朝の採れたてや、前日に収穫した新鮮な野菜が並んだ。バジル、しいたけ、アスパラガス、アップルバナナやパッションフルーツなど、限定の商品もあった。

 「今日は花はないのー? 先月買った菊、長持ちして上等だったよ」「アスパラはもう売り切れ?」「ゴーヤーもあったらいいな」とお客さん。「アスパラは人気ですぐ売れました」「伝えておきます」と生産者。ほかにも食べ方や調理方法など、対面直売ならではの会話が飛び交う。

 毎回買い物に来ているという町内在住の50代女性は「再開を待っていました。季節ごとの農産物が並ぶので、毎月楽しみにしている」と話した。

 うるま市から来た備瀬区出身の兼城麻美さん(41)は「同級生の交流サイト(SNS)を見て来た。新鮮な地元野菜がお手頃価格で買えてうれしい。若い生産者さんが頑張っているので応援しています。ロゴも手作りでかわいいですよね」。生産者の名前が書かれたオリジナルロゴシールを指さした。

 平良会長は「再開できてとてもうれしい。回を重ねるごとにお客さんが増えている。地元の農家が作っている新鮮な野菜を町民の皆さんに食べてもらいたい」と意義を話す。

 「コロナ禍で経済活動が停滞して農家も厳しい状況だが、皆さんに喜んでもらえるとやりがいもある」と目を細めた。

 次回は6月26日を予定している。(仲間里枝通信員)