【金武】金武町の新たな防災マップが1日までに完成した。今回から行政区ごとにエリアを分け、これまではなかった冠水地域の情報を盛り込んだ。初めてウェブ版も作り、より手軽で身近な防災ツールとして利用価値が高まりそうだ。最新の防災情報に基づき、マップが更新・完成するのは2015年以来8年ぶり。(北部報道部・玉城日向子)

マップに記載された防災情報の説明をする町複合庁舎整備推進課の仲間航さん=金武町役場

 防災マップには避難所をはじめ、土砂・津波災害警戒区域、高潮浸水想定区域、冠水に注意が必要な地域を示した。一部の避難所のそばには海抜を記し、避難を呼びかける防災スピーカーの設置場所も地図上に落とし込んだ。

 居住する地域の防災情報が一目で分かるように、金武、並里、中川、伊芸、屋嘉の5区ごとにそれぞれマップを作製。これまでは全ての行政区を一つにまとめていたが「どこを見たらいいのか分からない」との住民の指摘を受けて改善した。

 今回初めて作ったウェブ版では「土砂」「津波」「高潮」「河川」と災害を種別で分けて掲載。災害ごとに警戒区域や避難所が確認できる。さらに、マップ上に位置情報を反映させることで、周辺の避難所までの距離が表示される。

 担当した町複合庁舎整備推進課の仲間航さんは「県内で大雨や地震が多発しており、更新を決めた」と説明。「平時から居住区の避難場所や災害想定区域を確認し、家族内で共有してほしい」と呼びかけた。

 マップは町内の各家庭に配布済み。ホームページでは掲載されている地図やウェブ版を見ることができる。