那覇港湾施設(那覇軍港)に6日、またMV22オスプレイが飛来した。県や那覇市は、輸送や訓練のため飛来した昨年11月や今年2月に中止を求めていたものの顧みられなかった。これまでほとんどされていなかった運用が既成事実化されており、県や那覇市は「何度中止を求めても飛来し、詳しい説明すらない」などと強い不快感を示す。(政経部・大城大輔、社会部・城間陽介)
同日午前11時過ぎ、オスプレイ2機が相次いで那覇軍港に降り立った。報道関係者からの問い合わせで知った県は、那覇軍港に職員を派遣。沖縄防衛局に照会するなど、事実関係の把握に追われた。
在沖米海兵隊は本紙取材に「船に積み込むため。軍港の本来の使用目的に合致する」と正当性を強調。「安全保障上の理由から、機体と運用について、これ以上の詳細は明らかにできない」と、輸送目的などは明らかにしなかった。...
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