1日から沖縄県の米軍嘉手納基地に飛来している米ハワイ州ヒッカム空軍基地所属のF22ステルス戦闘機が6日、相次いで離陸した。目撃者によると、同日午後0時12分ごろ4機が離陸。県によると、午後0時13分に北谷町砂辺局で「電車通過時のガード下」に相当する108・1デシベルの騒音を記録した。

嘉手納基地を離陸するF22ステルス戦闘機=6日午後0時12分(読者提供)

 4機は午後3時53分ごろに戻った。F22が離陸するのは1日の飛来から初めてとみられる。

 嘉手納基地には2日までに外来の戦闘機が32機飛来した。嘉手納町によると、数日間のうちに30機以上飛来したのは、記録が残る範囲で2006年の32機、07年の30機以来となる。

 同日にはF35Bが3機飛来。同機が着陸した時間帯にうるま市美原で110・2デシベルを記録していた。

 6日に108デシベルを記録した北谷町砂辺区の照屋博一自治会長は「国は米軍基地の整理縮小と言うが、地域住民は騒音が軽減されたとは感じていない」と指摘。国や県、地元自治体に「目に見える形で負担が軽減されるよう、米軍に訴えてほしい」と注文した。

 沖縄市、嘉手納町、北谷町で構成する「嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会(三連協)」は、航空機騒音が激しい外来機の飛来中止を求めている。

 今回の飛来による3市町の騒音調査を6日から実施しており、結果を踏まえて日米の関係機関に抗議する方針を確認している。(中部報道部・砂川孫優)