恩納村で報道陣に公開された核巡航ミサイル「メースB」。復帰前の沖縄には核兵器の組み立てや搬出入、管理などに多くの兵員が配備されていた=1969年12月
全ての写真を見る 2枚
「働くべきでないと感じた」核兵器を扱う要員も薬物汚染 空軍18%超が使用の可能性 【基地と麻薬】
[基地と麻薬 復帰前後の沖縄](3) 米監査院の調査
1971年の夏、政府の計画を調査する任務を負った米政府監査院(GAO)のメンバーは、軍人の薬物使用の深刻さを評価するために沖縄の空軍基地と海兵隊基地を訪れた。
海兵隊員の約10人に1人が薬物使用で犯罪捜査を受けており、70年1月から71年8月の間に465人の隊員が薬物犯罪や規律違反で軍から追放されたことが分かった。空軍では、少なくとも18%の人員が薬物を使用していたが、報告書の著者は、尿検査が実施されていないため、その比率はもっと高かった可能性が高いと推測している。
薬物の使用を認めた1人は、「核物質(核兵器)を扱う仕事をしており、配備された職務で働くべきではないと感じた」という理由で、自発的に麻薬中毒者の恩赦プログラムに参加した空軍兵だった。
米国が占領している間、沖縄には約千発の核弾頭があった。...
有料この記事は有料会員限定です。会員登録すると、続きをお読み頂けます。
※ 無料期間中に解約すると、料金はかかりません。
残り305文字
お試し
0円/月(税込)
有料記事を毎月5本まで閲覧可能。速報メールや週間ランキングメールもお届け
お申し込み
ライト
990円/月(税込)
有料記事を毎月100本まで読めます。速報メールやニュースレターもお届け。紙面ビューアーは利用できません。
当月無料
お申し込み
スタンダード
2,750円/月(税込)
全てのコンテンツが読み放題。紙面ビューアーで、電子書籍やスクラップなど全機能が使えます。
翌月まで無料
お申し込み
オススメ!
ダブル
購読料 3,075円+0円/月(税込)
紙面の購読が必要です。追加料金なしで全てのコンテンツが読み放題。紙面ビューアーなど全ての機能が使えます。
お申し込み