城間市長、後継には「政治姿勢を問わない」>から続き

(資料写真)那覇市

 辺野古新基地建設を巡る城間幹子那覇市長の態度表明が、5月の不出馬会見に続き再び波紋を呼んでいる。6月定例会代表質問で自民会派に「(新基地建設に関し)次期市長にことさら政治姿勢を問わない」と答弁する一方、与党会派の質問には「私の新基地反対の信念は少しも変わらない」と強調。発言の背景には、10月の市長選で立候補が有力視される知念覚副市長(58)の擁立、支援に向けた布石との見方がある。

 「市長は奥間亮・自民市議との質疑の方がリラックスして見えた。こっちには目も合わせてくれなかった」

 8日の代表質問で城間市長の政治姿勢を問いただした与党市議が振り返る。奥間氏は7日の代表質問で城間市長から「次期市長にはことさら政治姿勢を問わない」との言葉を引き出していた。

 市長選を巡っては、自民会派と与党会派の一部から知念氏を擁立しようとする動きが出ている。ただ、問題となるのが知念氏の辺野古新基地への態度。関係者の一人は「『オール沖縄』と距離を置く知念氏は辺野古反対を掲げることができない」と言う。

 城間市長も本紙に「後継指名はない」と言い切るが、関係者によれば知念氏を推したい気持ちは強いという。「本当は知念氏に辺野古反対を表明してほしいはず」(関係者)

 知念氏擁立に向けた動きには与野党から反対意見もあり、先行きは不透明だ。与党関係者は「知念氏は次期市長にふさわしいが、辺野古反対を打ち出してくれなければ推薦は難しい」。自民関係者も「知事選とセットの那覇市長選で辺野古を争点化しないのはあり得ない」と指摘。知念氏が辺野古への賛否を明確にしなければ第三の勢力もあり得ると予想した。(社会部・城間陽介)