那覇市久茂地の居酒屋店「海鮮・焼肉ビアガーデン強者(ちゅーばー)」前に設置された冷凍自動販売機「極箱(きわみばこ)」が、今月5日未明、何者かに体当たりされ、一部が破損した。自販機の売り上げの一部は県内の子どもの貧困解消に取り組む「沖縄こども未来プロジェクト」(代表・武富和彦沖縄タイムス社社長)に寄付する予定だった。

体当たりされ、歪んで壊れた自動販売機「極箱」=5日午後、那覇市久茂地

 同自販機では、那覇市内で飲食店を営む11店舗が、新鮮な刺し身や汁物などを急速冷凍し、真空保存して販売している。半年前からコロナ禍での新たな事業を検討し、今年4月に始めたばかりだった。

 店に設置された防犯カメラの映像には、4人組とみられる男の内2人が立て続きに自販機へ体当たりする様子が映っている。

 池原美智代店長(49)は「子どもの貧困をなくしたい思いを持った有志で始めた事業で、ゆがんだ自販機を見たときパニックになった」と肩を落とした。

 自販機は商品パネル部分が大きくゆがんだ。業者に依頼した修理費用の見積額は約45万円で、那覇署に被害届を提出しているという。

 同店を経営する株式会社インパクトエンジンの渡嘉敷充社長(54)は「自ら反省して名乗り出てくれれば取り下げも考える。自分のやったことを胸に手を当てて考えてほしい」と話した。