[胃心地いいね](680)やまびこ 国頭村辺土名1700の4

人気メニューのジューシーセット

(右から)「やまびこ」の崎濱亘さん、和代さん夫婦。窓の外に広がるのは自慢の庭園=5月25日、国頭村辺土名

人気メニューのジューシーセット (右から)「やまびこ」の崎濱亘さん、和代さん夫婦。窓の外に広がるのは自慢の庭園=5月25日、国頭村辺土名

 沖縄最北端の道の駅「ゆいゆい国頭」から国道58号を少し北に向かうと、左手に「やまびこ」がある。おいしくてボリュームがあると評判の食堂。牛もやし炒め定食(600円)、沖縄そば(同)、みそ汁(500円)、中味汁定食(600円)など、値段も庶民の味方だ。

 客席数は40席で広い駐車場もあり、店構えは決して小さくないが、崎濱亘(わたる)さん(72)、和代さん(59)夫婦2人だけで切り盛りしている。2002年の開店から、20年目。亘さんの母親が辺土名集落内で営んでいた食堂と同じ名前を付けた。

 訪れる客は地域の住民が多く、週末には中南部からのドライブ客も足を運ぶ。「いらっしゃいませー」「ありがとうねー」。和代さんの明るい声が響く。てんてこ舞いのお昼時は、客も片付けを手伝ったり、注文のメモを持ってきてくれたり。

 人気メニューは、ニンニクの香ばしさが食欲をそそる焼き肉定食(600円)と、1日6~8食限定のジューシーセット(500円)。沖縄そばや汁もののスープは、豚骨ベースにかつおだしを合わせたもので、毎日、閉店後の夕方から10時間以上煮込む。コクがありながら、あっさりしている。

 客席から見える庭園も評判だ。ニシキゴイが泳ぐ池、鮮やかな緑のコケに覆われた大きな石。やんばるらしく、ヒカゲヘゴも揺れる。希望すれば、コイに餌やりもできる。

 店内には、亘さんが大好きな往年の名車やモハメド・アリの写真が飾られており「旧車やボクシング好きの客と、マニアックな話で盛り上がる」とうれしそうに笑う。

 近頃の物価高が悩みの種という2人だが、「お客さんに喜んでもらえる食事を提供し続けたい」と声をそろえた。

(北部報道部・金城健太)

 【お店データ】営業時間は午前11時半から午後3時ごろまで。無休。駐車場あり。電話0980(41)5600